カナダへ荷物を送る際、費用を抑えつつ確実に届けるには、FCLの仕組みや通関の流れを正しく把握することが鍵です。本記事では、FCLの基本や費用の内訳、日本からカナダへ早く安く送るための発送代行会社の選び方、航空便と船便のメリット比較、見積りから書類作成、実務での梱包・追跡・受取まで、全体の流れをわかりやすく解説します。専門用語を避け、日常的な言葉で説明するので、初めての方でもイメージがつきやすいはずです。この記事を読むと、実際にかかる費用の見積りポイントや、コスト削減につながる具体的な方法、適切な業者の選び方が分かり、海外輸送代行の依頼へとつながる導線を掴めます。まずは、基礎知識と費用の内訳を把握して、最適な配送プランを描きましょう。
カナダ向けFCLの基礎知識
国際輸送の現場でよく耳にするFCL(Full Container Load)は、貨物を1つのコンテナに丸ごと積み込む輸送形態のことを指します。カナダ向けに貨物を送る際は、荷量が一定以上ある場合や、他社の混載を避けてセキュリティとスケジュールを重視したい場合にFCLが有利です。ここではFCLの基本的な定義と特徴、そしてカナダ向けに使う際のポイントを分かりやすく解説します。
FCLの定義と特徴
FCLは「Full Container Load」の略で、荷主が1つのコンテナを丸ごと借りて荷物を輸送します。一般的には20フィート(20ft)と40フィート(40ft)の2タイプが主流です。FCLの主な特徴は次のとおりです。
- コストの見通しが立てやすい:搬出港・搬入港が固定され、荷物量が一定以上あれば1件の輸送費用で完結します。
- セキュリティと荷物の保管状態が安定:コンテナ内を荷主の荷物だけで満たすため、荷崩れや混載による破損リスクが低くなります。
- スケジュールの融通が利きやすい:空き状況に合わせて出荷日を設定しやすく、船便の待機を避けやすいケースが多いです。
- 通関・港湾作業の管理が透明:1つの貨物単位として扱われるため、通関手続きの管理が簡素化される場面があります。
一方、荷物が少ないとFCLは割高になることがあるため、荷主は「1つのコンテナあたりの費用対荷物量」を考える必要があります。小口の荷物がある場合はLCL(少量貨物の混載)との比較が重要です。
カナダ向けFCLの適用ケースと制限
カナダ向けFCLを検討する際の適用ケースと、押さえておくべき制限を整理します。
- 適用ケース
- 荷物量が40フィート相当以上になる場合:40ftコンテナが基本的な選択肢となり、費用対効果が高まります。
- 温度管理が必要な貨物(冷蔵・冷凍品):専用コンテナや保冷機能のある設備を確保できるためFCLが有利です。
- セキュリティ重視・混載を避けたい場合:他荷主との混載リスクを避け、輸送状況を一定に保ちたいときに適しています。
制限と注意点
- 荷物量の上下で費用が大きく変動:空き状況や港の混雑、燃料費の変動などに影響を受けやすい点を事前に確認します。
- 港・通関の要件が地域で異なる:カナダ国内でも州ごとに規制が異なる場合があり、通関書類の作成には最新情報が必要です。
- 保険と品質管理の責任範囲:FCLでは荷主が保険の適用範囲を明確にすることが重要です。貨物の破損・紛失時の補償範囲を事前に確認してください。
カナダ向けFCLを選ぶ際は、輸送距離・港の混雑状況・季節的な需要変動・荷物の性質(危険物・温度管理・壊れやすさ)を総合的に評価します。費用対効果を最大化するには、出荷量とスケジュールの柔軟性をどう組み合わせるかが鍵です。
カナダ向けFCLの費用の内訳
国際輸送の費用は、見積もりの数字だけを見ても実際の負担感がつかみにくいものです。FCL(Full Container Load)でカナダへ配送する場合、費用は大きく分けて「基本運賃と燃料費」「通関費用・関税・税金の計算」「港湾費用・保険料・その他の費用」という三つの柱で構成されます。それぞれの要素がどんな意味を持ち、どのくらいの幅があるのかを知っておくと、見積りの比較やコスト削減の打ち手が見えやすくなります。以下では、初心者にもわかりやすく具体例を交えて解説します。
基本運賃と燃料費
基本運賃は、荷物を出荷する港からカナダの目的港まで運ぶ輸送料金の「基礎部分」です。船社によって大きく異なり、季節や需要、積載状況によって変動します。FCLの場合は、コンテナの容量(例:20ft、40ft)や積載重量、出発地の港湾費用、燃料費の変動を反映した「燃油サーチャージ」が別途加算されることが一般的です。燃料費は原油価格や航路の距離、海況の影響を受けやすく、特に長距離路線では大きな割合を占めます。
実務的なポイントとしては、同じ輸送ルートでも出荷時期をずらすことで燃油費の変動を回避できる場合がある点、複数の船社を比較することで燃費の差を確認できる点があります。また、FCLは単純な「荷物を詰めた箱を運ぶ」イメージですが、ビジネス上の荷主にとってはコンテナのサイズ選択が費用に直結します。40ftコンテナか、それより小さな規格を選ぶかによって、基本運賃の総額が大きく変わります。
通関費用・関税・税金の計算
カナダへ輸出入する際には、通関関連の費用が発生します。通関費用には、通関申告の代行手数料、通関業務の作業時間や書類作成に伴う費用が含まれます。カナダ側で意思決定に影響するのは関税やGST/HST(カナダの消費税に相当する税金)です。これらは商品の分類(HSコード)や原産地、適用される自由貿易協定の有無により変わります。
実務上のコツとしては、正確なHSコードの設定と適切な原産地証明の用意が重要です。これにより関税率の過誤を避けられ、税金の条項も正確に適用されます。また、DUTY・Taxの扱いが荷為替決済や支払い条件によって変わることもあるので、事前に見積り時に確認しておくと後のトラブルを減らせます。
港湾費用・保険料・その他の費用
港湾費用は、荷物を港に引き渡す際の取扱い費用です。荷役料、荷揚げ費、保管料、クレーン作業料などが含まれ、出荷地と目的地の港の料金体系によって差があります。保険料は貨物保険の費用で、万一の事故・紛失・損傷に備えるものです。FCLでは保険金額を総物品価値の一定割合で設定するケースが多く、保険の適用範囲(全損・一部損・遅延など)も保険契約によって異なります。
その他の費用としては、港湾内の輸送機関の使用料、トラック・鉄道による陸送費、文書作成料、通関後の陸上配送の際の配達費用などが挙げられます。混雑する時期には港湾費用が跳ね上がることがあるため、出荷のスケジュールを前後させることでコストを抑えられるケースもあります。
中国輸入総合研究所では、日本からカナダへ航空便・船便にて格安配送いたします。輸出入ともに対応しておりますので是非ご相談・お問合せくださいませ。
日本からカナダへの輸送料金について
◇輸送料金のレート表(kg単価表記)
日本→カナダ
※UPS最速サービスレベル・追跡番号付になります。※
※郵政のEMS・国際eパケット・航空便・SAL便・船便にも対応しておりますのでこちらご希望の方はおっしゃってくださいませ。
※UPS最速サービスレベル・追跡番号付※
【カナダ輸出・優遇レート】
・1kg :4,030円
1.5kg :4,451円
2kg :4,963円
2.5kg :5,409円
3kg :5,889円
3.5kg :6,271円
4kg :6,701円
4.5kg :7,164円
5kg :7,580円
5.5kg :7,674円
6kg :7,878円
6.5kg :8,160円
7kg :8,317円
7.5kg :8,601円
8kg :8,727円
8.5kg :8,867円
9kg :9,087円
9.5kg :9,306円
10kg :9,464円
10.5 :18,790円
11kg : 19,257円
11.5kg:19,526円
12kg : 19,760円
12.5kg: 20,094円
13kg : 20,431円
13.5kg: 20,798円
14kg : 21,132円
14.5kg: 21,432円
15kg : 21,904円
15.5kg: 22,204円
16kg : 22,571円
16.5kg: 22,877円
17kg : 23,242円
17.5kg: 23,578円
18kg : 23,946円
18.5kg: 24,183円
19kg : 24,449円
19.5kg: 24,851円
20kg : 25,388円
・21-49kg :900円/1kg毎
・50-99kg :710円/1kg毎
・100-299kg:620円/1kg毎
・300-499kg:615円/1kg毎
・500-999kg:610円/1kg毎
・1000-5000kg:605円/1kg毎
上記料金は、1kg毎のkg単価です。各重量毎の輸送料金レートは右記の例をご参考ください。
別途、上記輸送料金以外に燃油サーチャージが発生します。月別または週別の燃油サーチャージ料金がご利用配送会社別に発生します。
現地通関時に発生する関税、輸入消費税などは配送会社から荷受人に請求となります。
ご利用の流れ
中国輸入総合研究所は、貿易事業主様の国際貨物を輸送代行する国際物流・国際輸送(航空便)サービスを提供しています。
カナダ・中国・香港を初め、韓国・欧米・欧州・東南アジア・インド・アフリカその他各国からの輸出入に対応しています。
大手クーリエ(Fedex・UPS・DHL)利用により、安定かつスピーディな納品はもちろん、中国輸入総合研究所が提供する圧倒的にローコストな輸送料金により、お取引様の既存の配送コストを削減し、調達コストを削減することにお役立ちさせていただきます。
Step1:出荷貨物準備
出荷元となる国内集荷先で出荷準備(梱包&書類準備)をします。
Step2:ご用意した出荷書類(インボイスとパッキング情報)を当社へメールでご展開。
お客様毎にご展開させて頂いた特別配送レートを適用した出荷用書類を作成させていただきますので、以下の2点の書類を当社事務局宛にメール添付お願いします。
1.「インボイス」
2.「パッキングリスト」を送付お願いします。
送付先:info@china-trade-labo.com
< インボイス上で情報不足となりやすい項目について>
1.郵便番号(出荷元となるシッパー側)
2.ご担当者名(出荷元となるシッパー側)
3.集荷先の電話番号 (出荷元となるシッパー側))
※上記3点の項目は書類作成上、必須となります。
情報が不足していると書類作成ができないため、必ず予めご確認の上、ご依頼のほうお願いいたします。
< パッキングリストの必須情報について>
1.出荷貨物の総段ボール数
2.各段ボールの3辺サイズ:縦cm、横cm 、高さcm を全てご展開。
3.総重量(N.W):梱包後の総重量記載。
※パッキングリスト上に上記3点の情報が不足しているケースがあります。書類作成に必須となりますので、必ず予めご確認の上、ご依頼のほうお願いいたします。
※パッキングリストがない場合は、上記3点の情報を出荷元(シッパー)にご確認いただき、情報のご展開お願いします。
< 輸送料金を決定する「適用重量」について>
IATA(国際航空運送協会)基準に基づき、「梱包後の実重量」と「梱包後の容積(体積)重量」の大きい方が「適用重量」として採用されます。
Step3:当社より、出荷に必要な書類2点(送り状とインボイス)を御社ご担当者様にメール送付します。
当社より、出荷に必要な書類2点(送り状とインボイス)を御社ご担当者様にメール送付します。
1.頂いた「インボイス」と「パッキングリスト」の不足情報の確認。
2.上記2点を元に、「送り状」と「インボイス(制定フォーム)」を当社側で作成し、御社ご担当者様にメール送付します。
※当社側が作成した「送り状」と「インボイス(制定フォーム)」で出荷することで、配送料金の支払いは当社側に請求となります。これにより、お客様毎に展開する適用レートで出荷が可能となります。お客様毎の取引条件のもと、当社から配送料金は請求させていただきます。
Step4:集荷先・国内倉庫に配送会社の担当者が集荷にきて、出荷完了
国内集荷先の方で、
1.書類の印刷
2.配送会社に集荷依頼を電話連絡
3.集荷担当者に「貨物」と「印刷した書類2点」を渡して出荷完了
Step5:貨物の納品・受取
出荷完了後、トラッキングナンバー(追跡番号)のご連絡。 商品の納品となります。
中国輸入総合研究所では、日本からカナダへ航空便・船便にて格安配送いたします。輸出入ともに対応しておりますので是非ご相談・お問合せくださいませ。
ご依頼の際はこちらの情報頂けましたら現地伝票作成可能となります。
ご入力フォーマット
◇集荷先情報(From情報)
1.会社名(または名前)
2.担当者名
3.郵便番号
4.住所
5.電話番号
※実際に集荷に行くところの情報です。
◇納品先住所(to情報)
1.会社名(または名前)(※必ず、英語表記でお願いします。)
2.担当者名(※必ず、英語表記でお願いします。)
3.郵便番号
4.住所(※必ず、英語表記でお願いします。)
5.電話番号
◇梱包情報
1.段ボール数
2.総重量
3.各段ボールの3辺サイズ(縦、横、高さcm)
◇インボイス情報
・商品名(必ず、英語表記でお願いします。)
・単価(単位はどちらでもかまいません)
・数量
上記情報頂けましたら出荷手配可能となります。中国輸入総合研究所では、日本からカナダへ航空便・船便にて格安配送いたします。輸出入ともに対応しておりますので是非ご相談・お問合せくださいませ。
ご依頼お待ちしております。
現在の出荷頻度や出荷コストなどございましたらお知らせ頂けると幸いです。
ご出荷予定日の件
ご出荷予定日はいつ頃を予定日についてもおっしゃっていただけますとスムーズとなります。
上記レートで、ご出荷可能となります。
輸出につきましては、インボイスへのご入力返信添付、または
以下の情報をご展開いただければ、出荷書類が作成可能となります。
◇集荷先情報(From情報)
1.会社名(または名前)
2.担当者名
3.郵便番号
4.住所
5.電話番号
※実際に集荷に行くところの情報です。
◇納品先住所(to情報)
1.会社名(または名前)(※必ず、英語表記でお願いします。)
2.担当者名(※必ず、英語表記でお願いします。)
3.郵便番号
4.住所(※必ず、英語表記でお願いします。)
5.電話番号
◇梱包情報
1.段ボール数
2.総重量
3.各段ボールの3辺サイズ(縦、横、高さcm)
◇インボイス情報
・商品名(必ず、英語表記でお願いします。)
・単価(単位はどちらでもかまいません)
・数量
お取引の流れについてもご案内させて頂きます。
お取引の流れにつきまして(詳細版)
<流れ>
1.インボイスをご返信ください。
2.情報問題なければ、集荷予約をかけます。
※最短で荷物の翌営業日に集荷となります。(11:00-17:00くらいで予約します)
<詳細:輸出貨物・お取引の流れにつきまして(日本→輸出国向け)>
集荷までのフローは以下となります。
1.荷物の梱包完了後、ご依頼ください。
2.インボイスとパッキング情報(箱数・重量・箱3辺サイズ)のご用意をお願いしま
す。
※2-1.シッパー(日本側)住所、郵便番号、お名前、お電話番号、会社名、
2-2.コンサイニー住所(納品先:現地住所、郵便番号、お名前、お電話番号、会社
名)をご記載。
2-3.商品名、商品単価をご記載。
3.当社で2.を確認後に問題がなければ、当社より集荷手配をします。
4.1-2営業日以内で貴社ご指定先へ集荷に伺います。
*当社より送り状の電子データをメールで展開するため、対象荷物にインボイス、
送り状をセットに集荷スタッフに渡して下さい。
5.荷物出荷となります。
7.現地側通関処理(個人・商業)
8.問題がなければ通関通過となります。
9.納品となります。
*5~8までは問題がなければ通常2-5日程度で到着となります。
*荷物出荷記録として追跡番号が得られます。
輸送期間について
配達日数(日本→カナダ)
配達日数は現地出荷日より4~7日程度となります。
通関事情、天候その他諸事情などで配達が少し遅れる場合もございます。予めご了承ください。
中国輸入総合研究所では、日本からカナダへ航空便・船便にて格安配送いたします。輸出入ともに対応しておりますので是非ご相談・お問合せくださいませ。
発生する費用項目について
1.輸送料金+燃油サーチャージ(当社→御社に請求)
2.現地通関時に発生する関税、輸入消費税、通関費用など。(配送会社より→荷受人に請求)
輸送料金を決定する「適用重量」について
IATA(国際航空運送協会)基準に基づき、「梱包後の実重量」と「梱包後の容積(体積)重量」の大きい方が「適用重量」として採用されます。
ワシントン条約の危険品についての知識
あ行 圧縮ガス・アルコール類・引火性液体・医薬品・医療器具・液体
か行 火器・弾薬・株券・貴金属・果物・ゴザ・気化性物品・切手 ・氷
さ行 証券類・債権・酸化物・スプレー類・植物・鉄砲類・生鮮類・信書 ・磁石
た行 刀剣類・種子・タバコ類・動物・毒物・通貨・賭博用品
な行 ナマモノ・肉類
は行 宝石類・爆発物・変腐敗物・美術品・ポルノ・粉末類
ま行 麻薬
や行 薬品類・有価証券
ら行 酪農品・ライター
わ行 藁・ワシントン条約品目
上記、記載商品以外にも出荷できない品目もございますので詳細は直接お問い合わせください。
取扱品目の制限・価格制限がある場合もございます。
以上が日本からカナダへ格安配送する方法になります。
日本からカナダへ早くて安く送れる発送代行会社を紹介
国際輸送を依頼するとき、「速さ」と「コスト」を両立させるのは難しく感じることがあります。ここでは、日本からカナダへ荷物を送る際に、費用を抑えつつ到着までのリードタイムを短縮できる発送代行会社の特徴と選び方、実際に利用する際のポイントを、初めての方にも分かりやすい言葉でまとめました。目的は、安価な送料を実現しつつ、信頼できるパートナーとして長く付き合える代行会社を見つけることです。
リードタイムとコストのバランスを取る基本ポイント
まず重視したいのは、配送方法の選択です。航空便は速く着く反面、船便に比べて費用が高くなる傾向があります。一方で、エコノミー航空やハブを経由した分割ルートを取ると、費用を抑えつつ日数を適度に短縮できるケースがあります。発送先の地域、荷物の性質(サイズ・重量・危険物の有無)によって最適解は変わるため、複数のルートを比較してもらうことが重要です。
押さえておきたい費用の内訳と節約ポイント
費用の大半は基本運賃、燃料費、通関費用・関税・税金、港湾費用、保険料などで構成されます。節約のコツは、以下のポイントを代行会社と事前にすり合わせることです。
・箱のサイズと重量の最適化:過剰な寸法や重さは割高になりやすい。梱包方法を見直して、体積重量と実重量のバランスをとる。
・複数荷物の同梱・統合:個別発送をまとめて一つの出荷にすることで、港湾費や通関費を削減できるケースがあります。
・税関書類の事前準備:未整備の書類は遅延と追加費用の原因に。正確なインボイス、梱包明細、原産地証明などを揃えるとスムーズです。
おすすめの発送代行会社のタイプと選び方
良い代行会社を選ぶコツは、実績と対応範囲、サポート体制を総合的に見ることです。
・グローバルネットワークを持つ大手総合代行:安定した価格と多様なルート、豊富な通関実績が強み。初めてのケースでも相談窓口が明確で安心感が高いです。
・地域密着型の専門代行:特定エリアの運送網に強く、柔軟な対応と迅速な連絡が取りやすいのが魅力。カスタマーサポートの反応速度を事前に確認しましょう。
・オンライン比較が得意なサービス:複数社の料金と日程を一度に比較でき、最適な組み合わせを提案してくれる点が便利です。
当社が提供するメリットと選ばれる理由
私たちの会社は、日本とカナダを結ぶ国際輸送に強みを持ち、コストを抑えつつリードタイムを短縮するルート設計を得意としています。以下の点が特長です。
・複数ルートの同時提案と、荷物ごとに最適化した出荷計画の作成。
・梱包・ラベリングの標準化と、書類の事前チェックリストの提供。
・荷物の追跡情報を一元化するオンラインポータルと、日本語対応のサポート。
実際の依頼の流れと費用感のイメージ
依頼の流れは一般的に次のようになります。まず見積り依頼をして、日数・料金・ルートの候補を確認。契約後は出荷準備、書類作成、港までの輸送、通関手続き、カナダ国内の配送と追跡連絡まで一括で管理します。費用は荷物の重量・体積、発送先の州・都市、選択ルートによって変動しますが、初回見積り時におおよその総額と内訳を提示します。必要に応じて追加費用を抑えるための代替案も提案します。
依頼前の質問リスト
– どの地域へ配送したいか(カナダ国内の到着地)
– 荷物のサイズ・重量・性質(危険物の有無)
– 望むリードタイムと最大予算
– 書類作成のサポートが必要か、オンライン追跡の有無
もし、安くて速いカナダ向けの発送を一括して任せたいと感じたら、まずは私たちへご相談ください。最適なルート設計と、透明な費用内訳で、あなたの荷物を確実にカナダへ届けるお手伝いをします。
航空便輸送のグローバル輸出入サービスのご紹介。全カ国の輸出入の格安輸送に対応
航空便は「速さ」と「柔軟性」が魅力の国際輸送手段です。全世界に広がるネットワークと、日常の出荷量に合わせた運送形態の多様さが、海外取引をスムーズにします。特に日本からカナダへ向けた発送では、急ぎの書類や小口荷物を迅速に届けたいケースが多く、航空便の恩恵を最大限に活かせます。本記事では、航空便輸送の基本、料金の目安、コスト削減の具体的な方法、業者の種類と選び方を、初めての方にも分かりやすい言葉で解説します。
全世界対応の航空便の強みと適用シーン
航空便の最大の強みは、輸送日数が短く、リードタイムが予測しやすい点です。急ぎのサンプル品や部品、季節性の高い商品、在庫を最小化して回転率を上げたい場合に適しています。荷物の扱いも丁寧で、危険物を除く普通の貨物であれば、書類の整備と適切なパッケージさえ守れば問題なく輸出入が可能です。
カナダ向けの特徴的なポイント
日本発カナダ行きは、直行便と経由便の2通りが主流です。直行は日数を最大で短縮できますが、費用が高くなる場合があります。経由便は輸送費を抑えることができるケースが多く、荷物量や納期に余裕がある場合に選ばれます。また、カナダの空港は都市部に複数あり、最終配送の組み合わせ次第でコストをさらに削減可能です。
料金の目安とコスト構成
航空便の基本は「基本運賃+燃料費+追加料金」で構成されます。基本運賃は距離・重量・体積で決まり、軽量小口ほど割安感があります。燃料費は原油価格の変動に左右され、季節要因も影響します。通関費用や保険、追加の取り扱い料、空港使用料などが別途発生します。!
コスト削減の具体策
– 小口荷物はまとめて1つの荷物として出荷する「 consolidate 」で単価を下げる
– サイズより重量を抑える梱包設計を採用する
– 事前の見積り比較と、DPU(デリバリー・アグリーメント・プラン)に基づくロット化を活用する
– 書類準備を自社で整え、通関の遅延を減らす
– 目的地のハブ空港を介した集荷・配送の組み合わせを最適化する
適正な業者の見極めポイント
– 国際輸送は信頼できるエージェント・フォワーダーを選ぶ: 書類対応力・通関実績・追跡体制が充実しているか
– 料金の透明性と、追加費用の明細が出るかを確認
– カナダ国内の配送網が強いパートナーを持つか
– 保険の適用範囲と補償額が自社のリスクに適合するか
手続きの全体像と流れ
日本からカナダへ荷物を送る際の一連の流れは、見積り取得から契約、出荷準備、通関手続き、実際の輸送と受取までの順序で進みます。初心者にもわかるように、各ステップの目的とポイントを押さえ、タイムラインと役割分担を明確にします。輸送代行会社を活用すると、複雑になりがちな書類作成や通関の手続きが簡略化され、コストも最適化しやすくなります。以下の流れを押さえて、スムーズかつ安価な日本→カナダの輸送を実現しましょう。
見積り取得から契約までの流れ
1) ニーズの整理と基本情報の確認
– 荷物の内容物、数量、重量、体積(実計算に使うサイズ)、梱包状態、希望の到着日、発送元・発送先の住所や連絡先を整理します。
– 運ぶ荷物の性質(危険物の有無、温度管理が必要かなど)を明確にします。
2) 見積り依頼と比較
– 複数の国際輸送代行会社から見積りを取り、基本運賃、燃料サーチャージ、港湾費用、保険料、通関費用などの内訳を確認します。
– リードタイム(出荷から配送完了までの目安日数)と配送ルート(航空便・船便)の比較を行います。
3) 契約条件の確認
– 約款、支払い条件、解約条項、荷物の追跡方法、保証・保険範囲をチェックします。
– 価格だけでなく、サポート体制やトラブル時の対応速度も重要です。
4) 最終契約と予約
– 各種書類の提出、同意サイン、出荷日・到着日を確定します。
– 集荷の手配と、出荷準備のスケジュールを確定します。
出荷準備と書類の整備
1) 梱包・ラベリングの適正化
– 航空便なら重量・サイズに応じた梱包設計、船便なら荷役に耐える頑丈さを確保します。
– 内容物の表記、危険物の有無、取り扱い指示ラベルを明確に貼付します。
2) 必要書類の準備
– 輸出入に必要な基本書類(商業 invoce、パッキングリスト、出荷指示、船荷証券・航空貨物運送状など)を用意します。
– カナダ向けには原産地証明、適用税率の確認、輸入者コード(EIN/GST番号など)に関する書類が求められる場合があります。
3) 税関・関税の事前情報整理
– カナダ側の関税分類コード(HSコード)に基づく関税・税金の概算を事前に把握します。
– 輸入許可が必要な品目は事前申請・許可取得を済ませておきます。
4) 追跡情報の準備
– 出荷番号、追跡リンク、連絡先情報を荷受け先・配送先と共有します。
– 緊急連絡先を明確にしておくと、スケジュール変更時にも対応が早くなります。
輸出・通関・輸送のスケジュール管理
1) 出荷日と通関日を同期
– 出荷日=出荷準備完了日、通関日=税関審査日という流れを前提に、余裕日を設定します。
– 国際輸送は天候・港の混雑・通関の混雑状況で遅延することがあるため、到着希望日に対して前倒しの計画を立てます。
2) 実行責任の割り当て
– 荷主側・代行業者・物流パートナーの各担当を明確化します。
– 重要な連絡先と担当者を共有し、荷物の状況を定期的に確認できる体制を作ります。
3) 連絡ルートと問題対応
– 出荷時・通関時・到着時の連絡手段(電話・メール・専用アプリ)を統一します。
– 天候不順・通関遅延・不在着荷などのトラブル時のエスカレーション経路を事前に決めておきます。
中国輸入総合研究所では、日本からカナダへ航空便・船便にて格安配送いたします。輸出入ともに対応しておりますので是非ご相談・お問合せくださいませ。
日本からカナダへの輸送料金について
◇輸送料金のレート表(kg単価表記)
日本→カナダ
※UPS最速サービスレベル・追跡番号付になります。※
※郵政のEMS・国際eパケット・航空便・SAL便・船便にも対応しておりますのでこちらご希望の方はおっしゃってくださいませ。
※UPS最速サービスレベル・追跡番号付※
【カナダ輸出・優遇レート】
・1kg :4,030円
1.5kg :4,451円
2kg :4,963円
2.5kg :5,409円
3kg :5,889円
3.5kg :6,271円
4kg :6,701円
4.5kg :7,164円
5kg :7,580円
5.5kg :7,674円
6kg :7,878円
6.5kg :8,160円
7kg :8,317円
7.5kg :8,601円
8kg :8,727円
8.5kg :8,867円
9kg :9,087円
9.5kg :9,306円
10kg :9,464円
10.5 :18,790円
11kg : 19,257円
11.5kg:19,526円
12kg : 19,760円
12.5kg: 20,094円
13kg : 20,431円
13.5kg: 20,798円
14kg : 21,132円
14.5kg: 21,432円
15kg : 21,904円
15.5kg: 22,204円
16kg : 22,571円
16.5kg: 22,877円
17kg : 23,242円
17.5kg: 23,578円
18kg : 23,946円
18.5kg: 24,183円
19kg : 24,449円
19.5kg: 24,851円
20kg : 25,388円
・21-49kg :900円/1kg毎
・50-99kg :710円/1kg毎
・100-299kg:620円/1kg毎
・300-499kg:615円/1kg毎
・500-999kg:610円/1kg毎
・1000-5000kg:605円/1kg毎
上記料金は、1kg毎のkg単価です。各重量毎の輸送料金レートは右記の例をご参考ください。
別途、上記輸送料金以外に燃油サーチャージが発生します。月別または週別の燃油サーチャージ料金がご利用配送会社別に発生します。
現地通関時に発生する関税、輸入消費税などは配送会社から荷受人に請求となります。
ご利用の流れ
中国輸入総合研究所は、貿易事業主様の国際貨物を輸送代行する国際物流・国際輸送(航空便)サービスを提供しています。
カナダ・中国・香港を初め、韓国・欧米・欧州・東南アジア・インド・アフリカその他各国からの輸出入に対応しています。
大手クーリエ(Fedex・UPS・DHL)利用により、安定かつスピーディな納品はもちろん、中国輸入総合研究所が提供する圧倒的にローコストな輸送料金により、お取引様の既存の配送コストを削減し、調達コストを削減することにお役立ちさせていただきます。
Step1:出荷貨物準備
出荷元となる国内集荷先で出荷準備(梱包&書類準備)をします。
Step2:ご用意した出荷書類(インボイスとパッキング情報)を当社へメールでご展開。
お客様毎にご展開させて頂いた特別配送レートを適用した出荷用書類を作成させていただきますので、以下の2点の書類を当社事務局宛にメール添付お願いします。
1.「インボイス」
2.「パッキングリスト」を送付お願いします。
送付先:info@china-trade-labo.com
< インボイス上で情報不足となりやすい項目について>
1.郵便番号(出荷元となるシッパー側)
2.ご担当者名(出荷元となるシッパー側)
3.集荷先の電話番号 (出荷元となるシッパー側))
※上記3点の項目は書類作成上、必須となります。
情報が不足していると書類作成ができないため、必ず予めご確認の上、ご依頼のほうお願いいたします。
< パッキングリストの必須情報について>
1.出荷貨物の総段ボール数
2.各段ボールの3辺サイズ:縦cm、横cm 、高さcm を全てご展開。
3.総重量(N.W):梱包後の総重量記載。
※パッキングリスト上に上記3点の情報が不足しているケースがあります。書類作成に必須となりますので、必ず予めご確認の上、ご依頼のほうお願いいたします。
※パッキングリストがない場合は、上記3点の情報を出荷元(シッパー)にご確認いただき、情報のご展開お願いします。
< 輸送料金を決定する「適用重量」について>
IATA(国際航空運送協会)基準に基づき、「梱包後の実重量」と「梱包後の容積(体積)重量」の大きい方が「適用重量」として採用されます。
Step3:当社より、出荷に必要な書類2点(送り状とインボイス)を御社ご担当者様にメール送付します。
当社より、出荷に必要な書類2点(送り状とインボイス)を御社ご担当者様にメール送付します。
1.頂いた「インボイス」と「パッキングリスト」の不足情報の確認。
2.上記2点を元に、「送り状」と「インボイス(制定フォーム)」を当社側で作成し、御社ご担当者様にメール送付します。
※当社側が作成した「送り状」と「インボイス(制定フォーム)」で出荷することで、配送料金の支払いは当社側に請求となります。これにより、お客様毎に展開する適用レートで出荷が可能となります。お客様毎の取引条件のもと、当社から配送料金は請求させていただきます。
Step4:集荷先・国内倉庫に配送会社の担当者が集荷にきて、出荷完了
国内集荷先の方で、
1.書類の印刷
2.配送会社に集荷依頼を電話連絡
3.集荷担当者に「貨物」と「印刷した書類2点」を渡して出荷完了
Step5:貨物の納品・受取
出荷完了後、トラッキングナンバー(追跡番号)のご連絡。 商品の納品となります。
中国輸入総合研究所では、日本からカナダへ航空便・船便にて格安配送いたします。輸出入ともに対応しておりますので是非ご相談・お問合せくださいませ。
ご依頼の際はこちらの情報頂けましたら現地伝票作成可能となります。
ご入力フォーマット
◇集荷先情報(From情報)
1.会社名(または名前)
2.担当者名
3.郵便番号
4.住所
5.電話番号
※実際に集荷に行くところの情報です。
◇納品先住所(to情報)
1.会社名(または名前)(※必ず、英語表記でお願いします。)
2.担当者名(※必ず、英語表記でお願いします。)
3.郵便番号
4.住所(※必ず、英語表記でお願いします。)
5.電話番号
◇梱包情報
1.段ボール数
2.総重量
3.各段ボールの3辺サイズ(縦、横、高さcm)
◇インボイス情報
・商品名(必ず、英語表記でお願いします。)
・単価(単位はどちらでもかまいません)
・数量
上記情報頂けましたら出荷手配可能となります。中国輸入総合研究所では、日本からカナダへ航空便・船便にて格安配送いたします。輸出入ともに対応しておりますので是非ご相談・お問合せくださいませ。
ご依頼お待ちしております。
現在の出荷頻度や出荷コストなどございましたらお知らせ頂けると幸いです。
ご出荷予定日の件
ご出荷予定日はいつ頃を予定日についてもおっしゃっていただけますとスムーズとなります。
上記レートで、ご出荷可能となります。
輸出につきましては、インボイスへのご入力返信添付、または
以下の情報をご展開いただければ、出荷書類が作成可能となります。
◇集荷先情報(From情報)
1.会社名(または名前)
2.担当者名
3.郵便番号
4.住所
5.電話番号
※実際に集荷に行くところの情報です。
◇納品先住所(to情報)
1.会社名(または名前)(※必ず、英語表記でお願いします。)
2.担当者名(※必ず、英語表記でお願いします。)
3.郵便番号
4.住所(※必ず、英語表記でお願いします。)
5.電話番号
◇梱包情報
1.段ボール数
2.総重量
3.各段ボールの3辺サイズ(縦、横、高さcm)
◇インボイス情報
・商品名(必ず、英語表記でお願いします。)
・単価(単位はどちらでもかまいません)
・数量
お取引の流れについてもご案内させて頂きます。
お取引の流れにつきまして(詳細版)
<流れ>
1.インボイスをご返信ください。
2.情報問題なければ、集荷予約をかけます。
※最短で荷物の翌営業日に集荷となります。(11:00-17:00くらいで予約します)
<詳細:輸出貨物・お取引の流れにつきまして(日本→輸出国向け)>
集荷までのフローは以下となります。
1.荷物の梱包完了後、ご依頼ください。
2.インボイスとパッキング情報(箱数・重量・箱3辺サイズ)のご用意をお願いしま
す。
※2-1.シッパー(日本側)住所、郵便番号、お名前、お電話番号、会社名、
2-2.コンサイニー住所(納品先:現地住所、郵便番号、お名前、お電話番号、会社
名)をご記載。
2-3.商品名、商品単価をご記載。
3.当社で2.を確認後に問題がなければ、当社より集荷手配をします。
4.1-2営業日以内で貴社ご指定先へ集荷に伺います。
*当社より送り状の電子データをメールで展開するため、対象荷物にインボイス、
送り状をセットに集荷スタッフに渡して下さい。
5.荷物出荷となります。
7.現地側通関処理(個人・商業)
8.問題がなければ通関通過となります。
9.納品となります。
*5~8までは問題がなければ通常2-5日程度で到着となります。
*荷物出荷記録として追跡番号が得られます。
輸送期間について
配達日数(日本→カナダ)
配達日数は現地出荷日より4~7日程度となります。
通関事情、天候その他諸事情などで配達が少し遅れる場合もございます。予めご了承ください。
中国輸入総合研究所では、日本からカナダへ航空便・船便にて格安配送いたします。輸出入ともに対応しておりますので是非ご相談・お問合せくださいませ。
発生する費用項目について
1.輸送料金+燃油サーチャージ(当社→御社に請求)
2.現地通関時に発生する関税、輸入消費税、通関費用など。(配送会社より→荷受人に請求)
輸送料金を決定する「適用重量」について
IATA(国際航空運送協会)基準に基づき、「梱包後の実重量」と「梱包後の容積(体積)重量」の大きい方が「適用重量」として採用されます。
ワシントン条約の危険品についての知識
あ行 圧縮ガス・アルコール類・引火性液体・医薬品・医療器具・液体
か行 火器・弾薬・株券・貴金属・果物・ゴザ・気化性物品・切手 ・氷
さ行 証券類・債権・酸化物・スプレー類・植物・鉄砲類・生鮮類・信書 ・磁石
た行 刀剣類・種子・タバコ類・動物・毒物・通貨・賭博用品
な行 ナマモノ・肉類
は行 宝石類・爆発物・変腐敗物・美術品・ポルノ・粉末類
ま行 麻薬
や行 薬品類・有価証券
ら行 酪農品・ライター
わ行 藁・ワシントン条約品目
上記、記載商品以外にも出荷できない品目もございますので詳細は直接お問い合わせください。
取扱品目の制限・価格制限がある場合もございます。
以上が日本からカナダへ格安配送する方法になります。
書類と通関のポイント
国際輸送で日本からカナダへ荷物を送る際、通関の滞りを避けることがコストとリードタイムを大きく左右します。ここでは、必要書類の整理と、通関をスムーズに進める具体的なポイントを、初めての方にも分かるようにわかりやすく解説します。専門用語はできるだけ避け、実務で使える実践的なヒントを中心にまとめました。
必要書類一覧
輸出元・輸入先・品目によって提出が求められる書類は変わりますが、一般的に想定される基本の書類は下記です。出荷前に必ず揃え、最新の要件を確認しましょう。
1) 輸出インボイス(Commercial Invoice)
・売り手・買い手の情報、品名、数量、単価、総額、貨物の原産国、HSコード(関税番号)を記載。英語で作成するのが一般的。
2) 梱包明細書(Packing List)
・荷物の個数、各梱包の中身、重量・体積、荷姿の詳細。複数の箱がある場合は箱ごとに分けて記載します。
3) 輸出許可・規制品の許可証(該当時のみ)
・医薬品・化学品・食品・動物・植物など規制品は別途許可が必要。該当商品がある場合は事前に手配。
4) 原産地証明書(Certificate of Origin)※必須ではないが有効なケースあり
・原産地を証明する書類。関税の適用条件に影響する場合があります。
5) 輸出申告書・出庫証明(通関手続き用の申告書)
・税関へ提出する申告情報。通関業者が代行する場合は代行書類として扱われます。
6) 梱包写真・荷物の写真(任意だが推奨)
・荷姿を確認できる写真はトラブル時の証拠になります。
7) 輸送契約・支払い証明(必要に応じて)
・輸送手配の証拠として提出が求められる場合があります。
8) 保険関連書類(保険を付ける場合)
・保険証券や保険条件の説明書。荷物紛失・破損時の補償範囲を確認。
9) 特別な申告書類(例:危険品、温度管理品、電子データの提出が必要な場合)
・荷物の性質に応じて追加の書類が求められます。事前確認が重要です。
10) 実務上のチェックリスト(出荷準備用)
・出荷前の最終確認項目をリスト化しておくと、抜け漏れを防げます。
通関をスムーズにするポイント
通関を円滑に進めるためには、書類の整合性と正確さ、タイムリーな手続き、そして適切な業者の活用が鍵です。以下のポイントを押さえておくと、余分な費用や遅延を減らせます。
1) 一覧表を作る・ダブルチェックを徹底する
・必要書類をチェックリスト化し、出荷前に全て揃っているかを二重で確認。情報の不一致(品名、数量、金額、HSコード)の発生を防ぎます。
2) HSコードを正確に指定する
・品目に適したHSコードを正しく記載することで関税率が適用され、税関審査がスムーズになります。分からない場合は通関業者へ相談を。
3) 原産地・加工情報を明確に
・原産地証明や加工状況を明確に説明できる資料を用意。FTA適用を狙う場合は特に重要です。
4) ラベル・梱包の基準を守る
・箱の外側・内側に明確な品名・数量・重量を表示。危険物や規制品は別包装・表示が必要です。
5) 禁止・制限品の事前確認
・食品・医薬品・動植物・化学品などは輸出入が厳しく、事前審査が必要。禁止品リストを最新の情報に更新しておきましょう。
6) 通関業者との事前ミーティングを実施
・荷物の性質・発送先国の最新ルール、必要書類の追加要件について事前に確認。書類フォーマットの統一も進められます。
7) 保険とリスク分担を明確に
・輸送中の破損・紛失リスクをどの程度カバーするか、保険の範囲と費用を事前に決定します。
8) タイムラインを共有する
・出荷日・通関申請日・荷物の到着見込みを関係者と共有。遅延が起きた際の連絡経路を事前に決めておくと安心です。
9) 通関コストの透明化を求める
・関税・税金・通関費用の見積りを事前に入手。追加費用の発生条件を確認しておくと、予算管理が楽になります。
10) 実務ベースの問い合わせ窓口を整備
・出荷担当者・通関担当者・配送業者の連絡先を一箇所に集約。急な変更にも迅速に対応できます。
この章で挙げた書類の整備と通関ポイントを抑えることで、日本発カナダ向けの輸送は安定してスムーズになります。次章では、これらの知識を実務に活かすための具体的な手続きフローと、見積もりから契約までの流れを整理します。
日本発からカナダへ輸送する実務の実務的ポイント
日本からカナダへ物を送る際には、集荷・梱包・ラベリング、輸送中の追跡・連絡体制、そして通関後の受取と配送の流れをスマートに組み立てることが大切です。この記事では、初めての方にも分かりやすく、専門用語を抑えた実務ガイドとして要点をまとめます。これを押さえるだけで、コストを抑えつつスムーズな国際配送が実現します。
集荷・梱包・ラベリングの要点
第一歩は集荷の手配と梱包の質を高めることです。集荷は日程を確定させ、荷物の数量・サイズ・重量を事前に通知することで、搬入時の待ち時間を減らせます。梱包は輸送中の振動や衝撃を想定して、以下を実践しましょう。
・外箱は丈夫な段ボールを選び、二重梱包や緩衝材を使って角部を保護します。
・壊れやすいものは「Fragile(取扱注意)」と明記し、分かる場所に貼付します。
・重量物は底面に滑り止めを敷く、荷崩れを防ぐためのダンボールポケットを活用するなど、荷姿を安定させます。
・ラベリングは日本語と英語の双方で記載します。宛先・連絡先・荷物番号・取扱注意事項を読み取りやすい大きさで表記。荷ほどき時にすぐ分かるよう、箱の側面にも同じ情報を印字しておくと便利です。
実務のコツは「分かりやすさ」と「再現性」。配送担当者が同じ手順で扱えるよう、チェックリストを用意するとミスが減ります。集荷前には必ず荷物の総重量とサイズを再計測し、発送書類と矛盾がないかを確認しましょう。
輸送中の追跡と連絡体制
輸送中の透明性を確保するため、追跡と連絡体制を整えましょう。荷物番号(トラッキング番号)を取得し、配送業者の追跡サイトでリアルタイム状況を確認できるようにします。連絡体制としては、以下を整えると安心です。
・出荷時・途中・到着時の3段階での通知ルートを決定(メール・SMS・アプリ通知など)。
・万一の遅延や通関トラブルが発生した場合の連絡先を明記。担当者名・連絡先・対応時間を共有します。
・荷物の写真や荷姿識別のメモを事前に撮影しておくと、トラブル時の証拠として役立ちます。
追跡情報は、顧客側の安心感にも直結します。輸送状況の更新頻度を高めることで、急な変更にも迅速に対応できる体制を整えましょう。
通関後の受取と配送の流れ
日本を出荷した後、カナダ側の通関を経て受取・配送へと移ります。通関後の流れをスムーズにするポイントを押さえます。
・通関許可が下りたら、受取人へ到着連絡を入れ、現地の配送手配を進めます。現地時間と日本時間の誤差を考慮して連絡タイミングを設定します。
・現地での受取時には、本人確認と荷物の検品を実施。破損や数量不足がないかを受取時に確認し、問題があればすぐに配送業者へ連絡します。
・配送は自宅宛か指定場所への配送、またはドラッグストア・ピックアップポイントなどの選択肢を提供します。受取人の都合に合わせた配送方法を事前に決めておくと、再配達のコストを減らせます。
・配送後のアフターサポートとして、追跡番号の最終ステータスを共有し、受領完了の確認を取る仕組みを作っておくと信頼性が高まります。
まとめとして、日本発カナダ向けの実務では、集荷・梱包・ラベリングの丁寧さと、輸送中の追跡・連絡体制の整備、通関後の受取と配送の明確な流れの3点が鍵です。これらを整備することで、コストを抑えつつ安心して国際配送を任せられる体制が整います。弊社では、日本発の国際輸送を安価かつ確実に実現するサービスを提供しています。まずはご相談ください。
日本発の海外輸送代行会社の選び方とおすすめ
日本からカナダへ安く輸送するには、代行会社の選び方が非常に重要です。費用だけでなく、リードタイム、信頼性、通関サポート、追跡体制などを総合的に判断しましょう。ここでは、初めての人でも分かりやすい基準と比較ポイント、実際におすすめできる代行会社の紹介と選定のコツをまとめます。
選び方の基準と比較ポイント
1) 料金体系の透明性と総費用の見積もり
・基本運賃だけでなく燃料費、港湾費、通関費用、保険料、追加手数料の内訳が明確かを確認。見積もりは「総額」と「個別内訳」の両方を要求して納得できるまで比較します。
・荷物のサイズ・重量・配送先で変動する追加費用がないか事前に確認しましょう。複数社の概算を同条件で比較するのがコツです。
2) リードタイムと配送ルートの柔軟性
・航空便と船便の選択肢、日程の融通、集荷・配送のスケジュール管理がスムーズかを確認。急ぎの場合のエクスプレスオプションの有無も要チェック。
3) 通関サポートと書類対応の実績
・日本発の出荷からカナダ着まで、どの程度の書類作成・通関サポートを代行してくれるかを確認。過去の実績や対応国・品目の豊富さは安心材料になります。
4) 追跡・連絡体制の充実度
・オンライン追跡の有無、出荷時・途中・到着時の連絡頻度、問題発生時の対応スピードをチェック。問い合わせ窓口の対応時間も事前に確認しましょう。
5) 保険とリスク対応の充実度
・荷物の紛失・破損時の補償範囲・条件、保険料の計算方法を理解しておきます。高価な機器や壊れやすい品には保険の適用範囲が重要です。
6) 豊富な実績と信頼性
・長年の運用実績、口コミ・評判、主要取引先の有無を確認。大手と中小のメリットを比較しましょう。信頼性の高い業者はトラブル時の対応も安定しています。
7) 対応品目と特殊輸送の可否
・医療機器や機械部品、危険物、冷蔵・低温輸送など、扱える品目と必要な手続きが自社サービスでカバーされているかを確認します。
8) 日本語サポートと現地サポートの質
・日本語での窓口対応と現地でのサポート体制があるか、トラブル時のレスポンス速度はどうかをチェックします。
おすすめ代行会社の紹介と選定のコツ
ここでは、コスト削減と品質のバランスが取りやすい代行会社のタイプと、選定時のコツを紹介します。
1) 総合型の大手輸送代行会社
メリット: 複数の航空・海運オプションを持ち、書類対応や通関サポートが整理されている。安定した追跡と保険オプションが整っている。
デメリット: コストがやや高めになる場合がある。中小荷主には過剰サービスと感じることも。
2) 海外拠点を持つ国内中堅・小規模代行会社
メリット: コスト競争力が高く、個別対応の柔軟性がある。中小荷物や個別の事情に合わせた提案を受けやすい。
デメリット: 取扱いの幅が限定されることがある。大手ほどの自動化・一括管理力は弱い場合も。
3) NVOCC(ノン・ボディ・オフィシャル・ブローカー)型・エージェント型
メリット: 複数の輸送網を使い分け、コスト削減の余地が大きい。海外ネットワークが強い。
デメリット: サポートの一貫性や責任範囲が不明確になることがあるため、契約条件を丁寧に確認。
4) 専門性が光るニッチ型業者(危険物・冷蔵品・医療機器など)
メリット: 品目特化により通関・輸送ノウハウが高く、リスクを低減できる。
デメリット: 一般貨物の料金やスケジュールの柔軟性が劣る場合がある。
選定のコツ
– 見積もりは同条件で3社以上を比較。総額と内訳を必ず確認する。
– 実績と評判をウェブ・口コミ・取引先実績でチェック。特にカナダ向けの通関実績が豊富かを確認。
– 集荷・配送スケジュールの柔軟性を試算してもらい、急ぎ時の対応力を評価。
– 保険の適用範囲と請求手続きの流れを具体化して質問する。
– 日本語サポートと現地サポートの連携体制を確認。問い合わせ窓口の対応時間と連絡手段を明確化。
– 品目別の実績(壊れやすい機器、冷蔵・冷凍品、危険物など)を事前に相談して、専門性の有無を判断。
– 契約前に「変更・キャンセルポリシー」「責任範囲(荷物の紛失・破損の補償条件)」を文書で確認。
このような基準で比較・検討を進めれば、日本発の海外輸送代行会社の中から、コストを抑えつつ信頼性の高いパートナーを選べます。弊社は日本発カナダ向けの輸送を長年支援しており、最適なルート提案と一括サポートで、リードタイム短縮と総コスト削減を実現します。まずはお見積りのご相談からお気軽にどうぞ。
中国輸入総合研究所では、中国輸入代行ビジネスのこれらの問題をすべて解決するリソースを持っています。お気軽にお問い合わせ内容に合わせてご相談ください。
中国輸入代行ビジネス攻略のアプローチ
中国輸入代行サービス(タオバオ・アリババ仕入れ代行)
中国OEM・OEM代行サービス
Amazonコンサルティング
Amazon運営代行サービス
海外物流代行サービス
まとめ
中国輸入代行を利用することで、語学の壁や輸入の複雑性を乗り越え、スムーズに商品を輸入することができます。信頼できる代行業者を見つけ、サービス内容と料金をしっかり確認した上で、あなたのビジネスに最適な輸入プロセスを構築しましょう。次のステップとして、具体的な業者選びの基準を理解し、見積もりの依頼から始めてください。
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サービスの質やサポート体制、隠れたコストなど、総合的な観点から慎重に業者を選定することが重要です。
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