中国輸入でアリババ仕入れを行うと利益が出るのかどうか？解説します。

中国輸入でアリババ仕入れを行うと利益が出るのかどうか？解説します。

中国からの輸入において、アリババ（Alibaba）を利用して仕入れを行うことは、多くのビジネスオーナーにとって有効な手段です。

アリババは、中国最大のオンラインB2B（ビジネス・トゥ・ビジネス）マーケットプレイスの一つで、
様々な製品を提供する多数のサプライヤーが集まるプラットフォームです。

しかし、アリババを通じた仕入れが利益をもたらすかどうかは、いくつかの重要な要因に依存します。

ここでは、アリババ仕入れで最も人気な1688.comサイトで見てみましょう。

スマートフォンサイトを仕入れた場合

スマホケースを1688で検索する場合、下記での流れでやってみましょう。

スマホケースは中国語で直訳すると「智能手机外壳」でした。

こちらを1688.comサイトの検索画面に入れてみましょう。

そうすると、このようにスマホケースの1688.comサイトの一覧が出てきます。試しに、こちらの原価で購入した場合に、日本で販売されている売価を見てみましょう。

こちらが、人気のクリアケースかと思いましたので選んでみました。型番はiphone13のケースを選びました。

6.5元（人民元）ということで、現在為替レートが約20円となりますので、仕入れの原価は「130円」ということになります。

日本のAmazonで売られているクリアケースの売価を見てみましょう。

こちらが、日本のアマゾンで売られている「iphone13 クリアケース」の1ページの人気順のページになります。

日本の販売売価で行くと、「1250～2400円」くらいで販売されています。

セラーにより、999円、1299円、1480円、2399円、1274円、といったセラーがいる形です。

このあたりは売り方や販売セラーの戦略と言えるでしょう。

仕入れの原価が約130円ですから、約10倍～15倍前後で売りぬいている商品と言えるでしょう。

中国輸入では、現地の手数料や・海外配送料・関税などの税金などの輸入費用が掛かりますが、これを入れても、しっかり利益が取れる場合は「アリババ仕入れで利益が取れる！」と言えるでしょう。

実際、継続してビジネスをしている方が多いことを考えると「しっかりやれば、利益が取れてビジネスになる」というのが中国輸入のアリババ仕入れになるかと思います。

ほかにもこういう事例は多数あります。

利幅はあればあるほど、利益率は高くなります。

アリババを利用するメリット

低単価での大量仕入れ

アリババは製造業者や卸売業者が集まるため、比較的低価格での大量仕入れが可能です。
これにより、製品単価を下げ、利益マージンを高めることができます。

幅広い製品選択

アリババでは、さまざまなカテゴリーの製品が利用可能です。これにより、多様な市場ニーズに対応する商品を見つけることができます。

カスタマイズの可能性

多くのサプライヤーはカスタマイズを受け付けており、自社ブランドや特定の要求に合わせた製品を作成することが可能です。

アリババを利用する際のデメリット

品質管理の問題

低価格での仕入れの反面、品質が不安定な場合があります。サプライヤー選定やサンプル確認が非常に重要になります。

言語と文化の壁

中国のサプライヤーとのコミュニケーションは、言語の違いや文化の違いにより困難な場合があります。

長い配送時間と高い輸送コスト

中国からの輸入は通常、長い配送時間を要し、高い輸送コストがかかる可能性があります。
これらは、全体のコスト計算に影響を与えます。

海外物流コストの削減は、中国輸入総合研究所でも行っております。こちら既にアリババ仕入れでコストダウンご希望の方はお気軽にご相談ください。

アリババを利用して利益を出すための戦略

詳細な市場調査

市場ニーズを理解し、競争力のある製品を選定することが重要です。トレンドを追い、需要が高い製品に注目します。

信頼できるサプライヤーの選定

サプライヤーの評価、歴史、レビューを確認し、信頼できる業者を選びます。サンプルを注文し、
品質を確認することも重要です。

コスト計算と価格設定

製品コスト、輸送コスト、関税、その他の費用を含めた全体のコスト計算を行い、適切な価格設定をします。

法的側面の検討

輸入規制、関税、知的財産権など、法的側面を検討し、遵守することが必要です。

在庫管理と最適な物流手配

在庫管理を効率化し、適切な物流パートナーを選定することで、配送コストを管理し、顧客満足度を高めます。

長期的な関係構築と品質向上

長期的なパートナーシップ

一定のサプライヤーと長期的な関係を築くことで、安定した品質と供給を確保し、価格交渉の余地も生まれます。

中長期的なパートナーシップを視野にビジネスを行った方が得策となりますので手数料や値段だけでなく、「実績と経験」なども考慮して業者選びは行いましょう。

品質改善のフィードバック

品質に関するフィードバックをサプライヤーに提供し、継続的な品質向上を図ります。

まとめ

アリババを利用した輸入ビジネスは、適切な戦略と管理の下で行えば利益を生む可能性が高いです。しかし、品質管理、言語の障壁、長い配送時間、高い輸送コストなど、考慮すべきリスクも存在します。

市場のニーズを十分に理解し、信頼できるサプライヤーを選び、全体のコストを慎重に計算することが成功の鍵です。

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中国輸入においてアリババ仕入れのメリットやデメリットに関するコラムも書いておりますので、ご興味ある方はこちらもご参考ください。